【美容師監修】美容室できれいに染まる、白髪染めのマル秘テクニックを披露します

本当は美容室で染めてもらいたい。

面倒な手間や、きれいな仕上がり、なんてったってリラックスできておまけに気持ちいいといったメリットだらけですが、最大の難点は高額な費用がかかる点がネックなのでしょう。

価格はお店によって大幅に変動しますので、一概には言えませんが、全国で平均すると白髪を染めてもらうだけで、おおよそ5500円と厚生労働省の統計で発表されています。

あくまでもカラーリングだけの料金なので、カットする場合はここに追加、カットをしない場合はシャンプー・ブロー料金が加算されますので、市販の薬剤の約10倍と考えてもよいでしょう。

せめて年に1度だけならまだ通う余地があるのでしょうが、毎月、2ヶ月に1回ともなると、このご時世自分で何とかしようと、節約仕分けの削減廃止の対象になり、その中でも上位に挙がるジャンルなのです。

「多少ムラでも、どうせまた染めるのだし…」そう口ずさむ人は無きにしも非ず。

でも、やっぱり気になるのは見た目ですよね。

どうすれば自分でも上手く染められるのだろうと多くの方の悩みでもあります。

そこで今回は、美容師さんが白髪染めを行う際に上手に染められるコツを聞いてみましたので、ご紹介していきますね。

手早く、薬剤はケチらずたっぷり塗布することがポイント

白髪染めで最も多く使用されている、アルカリ性カラーに関してのポイントテクニックになります。

アルカリ性カラーとは、通常1剤にアルカリ、2剤に過酸化水素が配合されていて混ぜることで脱色や染める作用が生まれます。

この混ぜ合わせた瞬間から空気酸化が始まり薬剤の作用が生まれるのです。

別名「酸化染毛剤」とも言います。

この作用の限界時間は30分から40分と言われ、その後いくら放置しても、薬剤の作用は働かず、髪や頭皮にダメージだけを与えるのです。

ですから、薬剤を調合した後は、出来るだけ手早く塗布することが薬剤の効果を最大に発揮できるのです。

さらに、時間短縮のために薬剤をたっぷり塗布していきます。

理由はこれだけではありません。

白髪を染めるにあたって薬剤の量が薄くスカスカだと、剛毛な白髪を染めることは出来ませんし、正常に薬剤が作用しないのです。

この塗り方を業界用語で「ベタ塗り」と言います。

なるべく節約して、余った薬剤を次回のために残したいという気持ちはわかりますが、せっかく手間暇かけて自分で染めるのに、失敗しては元も子もありません。

ですから、タイトルの通り「手早く、薬剤はケチらずたっぷり塗布すること」が白髪をきれいに染める最大のテクニックにつながります。

仕上がりを左右する放置時間

先程の塗布した薬剤の時間を置きます。

このことを「放置時間」と呼びます。

その際、顔回りのフェイスラインと分け目をコットンでしっかり手で押して、髪の毛が浮き上がらないように貼っていきます。

こうすることで、いちばん目立つ部分の染め残しを回避することができます。

放置時間は、使用するメーカーによって異なりますが、サロンでは大体20分から30分を目安に放置します。

10分刻みでチェックを行い白髪が染まっているのかを確かめます。

ほぼ染まっていることを確認したら、目の粗い櫛「ジャンボコーム」で、空気を入れ込む感じにとかします。

これを「コーミング」と呼び、この行為を最後に行うことによってより一層、完璧な仕上がりを生むことにつながります。

先程も述べましたが、置けば置いただけよく染まるといった解釈は間違っていますので、よく注意してくださいね。

最後の仕上げは流す前の不思議なマッサージ

それでは、染まりましたので次はシャンプーしておしまいですね。

いえいえ、白髪染めの最終工程、「乳化」という作業が待っています。

美容室で白髪染めを行っている方は、経験あると思いますが、シャワーでジャーっとかける前に、シャンプーボウルにお湯を溜めて、さらにそのお湯を少しずつかけながらぐりぐり頭をマッサージしていきます。

この行為は何を意味するのか、ご存知ない方が多いので解説していきます。

乳化は、白髪染めの場合やブリーチやハイトーンで染めた時に行います。

時間にすると2~3分ですが、5分やってくれればとても親切な方です。

乳化の目的は3つあります。

  • 頭皮に付着した薬剤を取り除きやすくする
  • 髪全体の色を馴染ませるようにする
  • カラー材に含まれているトリートメント成分を最大限に引き出す

地味な行為ですが、乳化を丁寧に行うと行わないでは、仕上がりに大きく差が出てきます。

カラーの色持ちやツヤ感の向上には最適な作業であります。

仕上げのシャンプーはアミノ酸系のカラーシャンプーを使用

多くの美容室ではカラーリングの褪色抑える効果、色持ちを長持ちさせる効果があるアミノ酸系のカラーシャンプーで洗い流しています。

せっかく染めたのなら、1日でも長くキレイな色を持たせたいですよね。

アミノ酸の洗浄剤でできているシャンプーは低刺激で髪にも頭皮にも優しいのです。

1.カラーリングが色落ちする仕組み

髪のキューティクルはpHによって開閉しますが、アルカリ性だとキューティクルが膨張して開いた状態になります。

健康な髪は弱酸性でpH4~6程度ですが、カラーリング後はアルカリ性に傾きpH8~10程度に変化します。

その結果、キューティクルが開いた状態になり、このままシャンプーをすると色味が流れ出てしまい徐々にせっかく染めたカラーリングの色が落ちていくのです。

2.洗浄力が強いものはNG

洗浄力が強いシャンプーは色落ちを早める結果になります。

また、色落ちを進行させるだけでなく、油分まで洗い流され、頭皮も乾燥してしまいます。

シャンプーの成分表記の最初から6番目までに以下の成分が含まれていないものは色落ち効果が期待されます。

・テトラデセンスルホン酸Na

・ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na

・ラウリル硫酸Na

・ラウリル硫酸TEA

・パレス‐3硫酸Na。

3.全てを考慮した結果がアミノ酸系シャンプー

カラーリングした髪にはヘアカラー専用のシャンプーや、褪色防止剤が配合されているシャンプーを使うとより効果的です。

また、洗浄力の弱い低刺激シャンプーもおすすめです。

カラーリングした髪はアルカリ性に傾いているので、酸性か弱酸性シャンプーで開いたキューティクルを閉じてあげたほうがよいのです。

値段もそれなりに高価なものが多いですが、洗浄作用、洗浄成分を考慮するとやむを得ない価格であります。

価格と比例するように、効果は抜群なので、アミノ酸系のシャンプーを自宅でも併せて使用してください。

まとめ

美容室で白髪染めを行っている人、染めてもらった経験自体がない人もいますが、両者ともに白髪を染めていることは事実です。

少しでもキレイを持続させたい、きれいに染めたい想いはあると思いますので、ぜひ参考にして欲しいです。

特に、美容室へ行って何気に座っているだけではなく、美容師さんの工程を見ながらこの記事と比べてみてください。

こだわりの多い美容師さんばかりなので、もしかしたらこの記事の内容を否定されるかも知れませんが、メーカー指導に基づき正確な意見を述べています。

セルフカラーが主の方は、美容室で染めた仕上がりに近づけるよう、チャレンジしてみてください。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*